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2月 研修会〔正像末和讃講義〕

2015年 2月3日 午後6時より、難波別院北広間において、髙島恍陽先生(第5組 専光寺住職)から「正像末和讃」の講義をいただきました。

本日は7名が聴講しました。
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今回は、愚禿悲嘆述懐和讃をご講義いただきました。

以下、講義の抄録です。

 「愚禿」の言葉は、『六要抄』では卑謙の辞と理解しているが、相伝教学では、愚禿は本願の正機、実機。化法の非器が如来の正機。今日の我々が本願によらなければ救われないことを、聖人が身をもってお示し下されたのが「愚禿」の名告りである、と受け取っている。

 師資相い伝えて信機の道に入る。

 「まず能化・所化を対判して、自力をすてて他力に帰し、能化の説をうけて所化は信心を定得するこそ、今師御相承の口伝にはあいなないはんべれ。」(『改邪鈔』 聖典694)

 我が身を悲嘆することも、真実の教えを聞くことを通してしか、その気づきは生まれてこない。

 曽我量深師の言葉(趣意)「自分があって、経典を読んでいた。こうも読める、ああも読める。 読み行くうちに、経典が自ら叫ぶ。経典中に声あり。」

 その名号を聞く。(聞其名号)

 正信偈がわかれば大経がわかるように、親鸞聖人はお作りになられた。

 聞くことを忘れて勤めるようになると、本末転倒。



今回が最終講義の予定でしたが、和讃の解説が少し残ってしまいました。

続きは5月15日にご講義をいただくことになりました。

(投稿 池田)








by osaka_jundo | 2015-02-03 23:48 | 研修会  

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